“トレーニングする前に”理解しよう【筋肉の種類と特徴】

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こんにちは

コンディショニング&鍼灸治療院 SoLです

今回は筋肉について触れていきたいと思います

人間のカラダにはいくつの筋肉が存在すると思いますか?

全身の筋肉は約400種類、約600個もあると言われています

ちなみに骨の数は、206個なので筋肉は2~3倍もあります

筋肉の特徴などで、大きく4つに分類できると思います

1.随意筋(ずいいきん)と不随意筋(ふずいきん)

2.骨格筋(こっかくきん)・内臓筋(ないぞうきん)

3.横紋筋(おうもんきん)・平滑筋(へいかつきん)

4.白筋(はっきん)・ピンク筋・赤筋(せっきん)

1.『随意筋・不随意筋』

人のカラダには

随意筋(ずいいきん)、不随意筋(ふずいきん)」の2種類の筋肉が存在し、自分の意識で動かせるものとそうではないものに分けることができます

全身の筋肉は約600個のうち、約400は随意筋で、約200は不随意筋です

人が自分の意思で意図的に動かせる筋肉「随意筋」

生命維持のために、自分の意思とは関係なく自動的に働く筋肉「不随意筋」

日常動作のように意図的に動かせる場合と、カラダの器官には寝ている間など、意図していない状態でも活動していなければいけない場合があるので、随意筋と不随意筋が存在します

例えば

腕や脚などは、自身の意図で動かせるので随意筋

一方で心臓や血管などは、自身の意図に関係なく動いているので不随意筋となります

2.『骨格筋・内臓筋』

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「骨格筋(こっかくきん)内臓筋(ないぞうきん)」:動作のために働くか、臓器のために働くかで分類できます

骨格筋と内臓筋の分け方は、随意筋・不随意筋とほぼ同じで、自分の意思で動かせる筋肉を「骨格筋」


内臓に存在するような筋肉を「内臓筋」と呼びます

「随意筋、不随意筋は『機能』で分類している」のに対し、「骨格筋、内臓筋は『存在する場所』で分類している」という違いがあります

具体的には、腕や足など、骨についており、その筋肉が働くことによって、人の動作を生み出す筋肉を「骨格筋」

一方、内臓にあり、各臓器の働きをコントロールしたりするのが「内臓筋」
内臓筋の中でも、心臓の筋肉を「心筋」と呼んだりします

3.『横紋筋・平滑筋』

「横紋筋(おうもんきん)平滑筋(へいかつきん)」:筋センイの表面に横紋柄があるか否かで分類したもの

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筋肉センイの一番小さい「センイ」に当たる「筋原センイ」内にある、「サルコメア」というものを多く持っている筋肉を「横紋筋」と呼び、サルコメアを持っていない筋肉を「平滑筋」と呼びます

このサルコメアが存在すると、筋肉の表面の柄が横紋に見えることから、横紋筋と名付けられています

サルコメアが存在しないと、筋肉の表面に横紋は存在せず、それらは平滑筋と名付けられています

サルコメアとは

サルコメアは、筋肉が収縮する時の最小単位のこと

サルコメアの長さが短くなることで、筋肉が縮んでいます

サルコメアは、「アクチンという明帯」と「ミオシンという暗帯」が規則的に並んで構成されているので、縞模様になっています

筋肉収縮時は、アクチンがミオシンに滑り込み、サルコメアの長さが短くなっています

横紋筋は、収縮によって大きな力が発揮できるよう、サルコメアが多数存在します

例えば

腕や足などの筋肉は大きな力発揮が必要なので、横紋筋で構成されています

平滑筋は小さな力が発揮できれば良いので、サルコメアは存在しません

内臓などの筋肉は、大きな力は必要なく、小さく継続的な収縮ができれば良いので、平滑筋で構成されています

平滑筋も収縮するために、少数のアクチン、ミオシンが存在しています

アクチン、ミオシンが存在していますが、サルコメアのようにアクチンとミオシンが規則的に並んでないので、縞模様にはなっていません

4.『白筋・ピンク筋・赤筋』

筋肉の色は、今日のディナーは「白身魚かな」とか「赤みの肉」といったように違いがあります

「白筋(はっきん)、ピンク筋、赤筋(せっきん)」:筋繊センイの横断面の見た目が赤っぽいか、白っぽいかで分類したもの

筋肉中にある、ミトコンドリア、ミオグロビンの量が少ないものを「白筋」と呼び、ミトコンドリア、ミオグロビンの量が多いものを「赤筋」と呼びます

その中間のものも存在し、「ピンク筋(中間筋)」と呼ばれています

ミトコンドリア、ミオグロビンは鉄分を含んでおり、その鉄分が赤い色素を持っているので、ミトコンドリア、ミオグロビンを多く含むほど赤く見えるのです

また、白筋を「速筋」、赤筋を「遅筋」とも呼びます

白筋は、素早く収縮し、大きな力を発揮するのに優れる

赤筋は、ゆっくり長時間力を発揮するのに優れています


人のカラダの筋肉は、部位によって求められる機能・役割が異なるので、その部位に存在する筋肉の種類が異なり、ミトコンドリアやミオグロビンの量が異なります

例えば

心臓や呼吸器は、継続的に機能していなければいけませんが、大きな力は必要がないので、赤筋(遅筋)の割合が多くなります

一方、太ももや腕、肩などは、臓器や呼吸器と比べると、時に大きな力の発揮が必要なので、白筋(速筋)の割合が多くなります

SoL治療院では、筋肉の本やアプリを利用して、痛みの原因を説明させていただいております

施術室にはポスターなどもあり、患者様も理解しようと眺めている時間が増えたような気がします

ご自身のカラダなので、ご本人で理解していただくと施術効果にも影響がでてきます

カラダを速く回復させるには、施術も必要ですが、「施術をしていない時間の方が圧倒的に長い」ので、帰ってからの「セルフケアやポイント」などをお伝えさせていただいております

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