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コンディショニング&鍼灸治療院 SoLです

いきなりですが、腕を上げたとき、しっかり腕が耳に当たるぐらいまで問題なく上げることが出来ますか?

全く問題なく上げられればOKですが

①全然上げられない

②上げれるが違和感・痛みを伴う

上記の状態を放置するのは、良くありません

①のケースの場合は、病院などを受診するケースは多いかと思います

上げることが出来ないので、腱板が切れていたりと診断名が付くケースが多いと思います

②の場合は、違和感や痛みが出ていてもとりあえず、上げることが出来ているので、放置してしまうケースが多く、しばらく経ってから受診していただくケースが多くなっています

しかし、放置せれていた期間が長ければ、それだけ肩も傷ついています

違和感が出た時点での改善が必要です

放置してしまうことは、症状をさらに悪化させてしまい重篤化させてしまう場合がありますので注意が必要です

肩甲上腕リズム

腕を上げていく際に上腕骨(腕の骨)と肩甲骨の動きが「上腕骨:肩甲骨=2:1」の割合で動いていることが一般的な見解となっています

上腕はしっかり、動かせることはできる方がほとんどですが、肩甲骨の動きに制限が掛かってしまうことが多く見受けられます

腕を上げる動作には

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腕を上に上げようとすると腕の骨だけではなく、他の骨が動く事によって腕を真上までスムーズに上げることができます

腕を上げるために深く関わる骨

・肩甲骨(けんこうこつ)

・鎖骨(さこつ)

肩甲骨

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肩甲骨は腕が上がると上方回旋(黄色い矢印)する

この動きをするために筋肉の作用も関係してくる

鎖骨(さこつ)

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鎖骨の関与は腕を上げ始めて90度(腕が真横)以上あがってくると深く関与してきます

腕を上手く上げるために『関節・筋肉』の作用が関わります

関節

大きく3つの関節が関わります

肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)

肩鎖関節(けんさかんせつ)

胸鎖関節(きょうさかんせつ)

肩を上げるためには肩甲骨と鎖骨の動きがスムーズに行われないと歪みをきたし、肩を故障するリスクが高まります

この動きをスムーズにするためにも肩甲骨・鎖骨に付着する筋肉の柔軟性(筋肉の柔らかさ)が必要になってきます

当院では、関節周りの動きの改善も行えます

腕を上げる動作 〜肩甲骨〜

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肩甲骨の動きに関係する筋肉

僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋(大・小)・前鋸筋・小胸筋・鎖骨下筋

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僧帽筋(そうぼうきん)

上部・中部・下部と分けらていて大きい範囲に存在します

肩甲骨の動きも複数関わる

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肩甲骨の動き→挙上・下制・内転・上方回旋

肩甲挙筋(けんこうきょきん)

頸椎(首の骨)から肩甲骨に存在する筋肉

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肩甲骨の動き→挙上・下方回旋

菱形筋(りょうけいきん)

胸椎(脊柱の骨{肋骨が辺り})から肩甲骨に存在する筋肉で上部を小菱形筋・下側を大菱形筋と別の筋肉として存在

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肩甲骨の動き→挙上・内転・下方回旋

前鋸筋(ぜんきょきん)

肋骨の外側から肩甲骨の内側に存在

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肩甲骨の動き→外転・下方回旋

小胸筋(しょうきょうきん)

肋骨の前面から肩甲骨の烏口突起に存在

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肩甲骨の動き→外転・下方回旋・下制

鎖骨下筋(さこつかきん)

第1肋骨から鎖骨中央部に存在

唯一、肩甲骨の付着部分は無いが肩甲骨の動きに関与します

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肩甲骨の動き→下制

上記に挙げた6つの筋肉が肩甲骨に筋肉の付着部分があり動きなどに深く関わります

触って筋肉の状態を確認してみましょう

筋肉の場所を触ってみて左右差が有ったり、押してみて痛かったりする場合は、筋肉の緊張が強い場合があります
筋緊張が強い場合には、肩甲骨の動きを妨げる原因となる恐れがありますので
筋肉が凝り固まらないように意識的に肩甲骨を動かして硬さを解消しましょう


筋肉が硬くなっているが、痛みを伴っていなければ、お風呂などで身体を温めてから動かすと良いでしょう


肩周りを動かして痛みが出る場合は、筋肉の緊張などで歪みが出ていますので早めの改善をお勧めいたします!!

腕を上げる動作 〜鎖骨編〜

鎖骨に起始がある筋肉
三角筋 鎖骨部(さんかくきん さこつぶ)
大胸筋 鎖骨部(だいきょうきん さこつぶ)
胸鎖乳突筋 (きょうさにゅうとつきん)


鎖骨に停止がある筋肉
僧帽筋 上部(そうぼうきん じょうぶ)
鎖骨下筋(さこつかきん)

筋肉の起始・停止とは

筋肉が起こっている部分(起始部)と停止部分が関節をまたぐことにより、筋肉の収縮により関節を動かすことができます


筋肉の起始停止の違い


起始
筋肉の付着のうち、体幹に近い方を起始と呼び
通常は起始に近い関節はほとんど動かないか全く動かないのが特徴


停止
筋肉の付着のうち、体幹に遠い方を停止と呼び
通常では停止に近い関節はその筋肉の収縮によって大きく動く
※例外的なのも腹筋群や背筋群などで見られますので全てではありません


鎖骨の持つ機能的役割


肩甲骨を支持して上肢が自由に動かせるようにする
血管および神経を保護
肩甲骨の可動性を増すなど

肩の症状で当院に来院される方の多くは、鎖骨と接する関節の動きに制限が掛かり不具合が生じて腕を上げようとした際に、違和感や痛みを生じさせる原因となっております

その原因はいくつか筋肉を紹介しましたが、この筋肉などが使いすぎや使わなすぎで本来の機能を果たしていないために起こっています

当院では、施術やトレーニングなどを組み合わせることにより症状の改善を図っております

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